『信州で田舎暮らし』 始まりはじまり!

山は大きいな!微動だにしない。

仕事を見つける

1995年12月25日 嫁の誕生日に信州に引っ越してきました。着くまでの道中が大雪で大渋滞。  家の中に入るのもまずは車を止める場所の雪かきから始めなければいけない位でした。たぶん40㎝はあったと思う。それでもまず薪ストーブに火を入れ炎を見ながら『これが建てたかった家だよな』 とにんまりしていた気がします。 ただ、現実を見ると前の会社の有給が2か月あるにしても新規で仕事を探さなければ食べていけない!!  そこで丸太小屋の造作をして頂いた大工さんのところに行って働かせてください!働かせてください! と千と千尋のようにお願いして大工見習として雇って頂く事になりました。 お蔭で薪ストーブに使う薪も『木っ端』とか貰い何とか一冬過ごす事ができました。

薪が無い

ひとまず見習の大工仕事から出る木っ端は手に入るが、それだけでは心持たない・・・。はじめは公園の山がすぐそばにあり、『爺さんは山に柴刈りに行きました。』状態で、袋に枯れ木を抱えてよく散歩していました。それを見かねてか近所の方から『会社にパレットの木が山になっているから・・』とか  『使わなくなった薪があるから・・』と言ってくれて 『お言葉に甘えて』と遠慮せずにいただいた。田舎の人々は優しい。どういう訳か今まで、近所の方には恵まれて育ってきた。感謝しかない。   そうこうするうちに嫁さんにもママ友ができ、情報交換の中から『町に集成材の会社があって廃材は自由に持って行っていいんだって!』とすごい情報を持ってきてくれた。それからは約20年間ほど  その集成材会社様から廃材を山ほど頂き我が家の燃料代とさせていただきました。 (※現在は今はやりのボッチキャンプ等で薪として販売するようになり、いただけなくなりました。トホホ・・・・。)

田舎での子育て

夢丸に出た写真より

二区画買った南側の土地にマイ田んぼを作りました。 米を育てているというよりも子供たちの泥遊び場でした近所の池からオタマジャクシをバケツ一杯集めてきて この田んぼに放したから大変!! みんなカエルになってカエル池になりました。(笑)          ゲンゴロウ・水カマキリ・イモリ・カジカ・イワナ  みんな子供たちの研究材料?になっていました。

思いっ切り泥遊びしなさい! うちの嫁は凄い。

田舎のルール(田舎に来たら田舎に従え)

消防団

信州にきて間もなく法被姿の大人の方が表れた。 『消防団に入って頂きたいのですが・・』      という感じ。 すでに法被とヘルメットが用意されていて『4月○日から手入れが始まりますからよろしく!』 はたしてどこから私がここに住むことがバレているのだろうか? 等 疑問はいくつもありましたが、地域に馴染むため、知り合いも増やしたかったので10年間在籍しました。

さまざまな寄付金

愛知県には無かった寄付金の徴収がやってくる。 代表的なところで                ☆緑・赤い羽根募金  皆さんご存知の街角で見かけたりしますよね。                ☆赤十字奉仕団募金  何に使われているのか分かりませんが赤十字関係でしょうか?        ☆安協協力金     車の免許証の書き換え時に要求される物の地方版みたいな感じ?         ☆消防団協力金    消防団員の飲食代を皆で負担するらしい。                  ☆社会福祉協議会協力金 町の社協活動を皆で負担するらしい。                   この他にも、お祭りの寄付、子供会の寄付等・・小さな町の為財政的には難しいのだろうと思う。

田舎の学校

長男が小学校に入った頃は1学年20人ほどだった町の小学校。四男が入学する頃には11人。   小規模校の魅力は結構大きいが、保育園から中学まで一度もクラス替えもなく仲良しクラス。    高校に入って初めて感じる『多様性』・『仲良しじゃない友』に出会い対応力に欠ける自分に気が付く場合が多く、とても良い子だった子が急変することがよくありました。

高校が遠く、バスで1時間は当たり前。 バス代は町の補助はあるもののかなり割高。       (バス便数が少なく親の送迎が出来ない家庭は一番近い高校に行く。 という考えが多い。)

とは言うものの、この辺りのマイナス部分も全て受け入れたうえで  今考えても田舎にきて良かったと思う。             物やサービスが無ければ自分で考えて工夫することを自然に覚えた

今週のいい話

車の中でラジオをよく聞いています。その中で『うちの中学生の息子は反抗期真っ盛りでトゲトゲした言葉ばかり・・クソババァー!・うるせー・てめーが』とか、まるでウニ見たいです!       すると違うリスナー様から『うちも一緒です。娘ですがこんな家に生まれるんじゃなかったとか    勝手に入るんじゃねーよ!』とか先ほどの方はウニでしたがうちはイガ栗みたいです!

するとカウンセラーの方が『ウニもイガ栗も素敵じゃないですか!。 後もう少しときが過ぎれば  自然と実が開きみんなが集まる ウニや栗の実になるじゃないですか!』             痛いとか涙が出るとか ほんの僅かな時間だけですよ。                        そして実が落ちて花や、新たな木が生まれるのですから・・・・。

うちの四人の息子たちもプチ反抗期がありましたが、現在、看護士 社会福祉士・理学療法士・発電所技術者へ進んだり目指している様に基本優しい子です。反抗期を迎えたら親は・・・         おっ! 成長してきたなぁ~ 位に見てあげましょう。

次回は 家を買い替えた事で驚いたこと  をお伝えします。 

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