志し

縁あって長男幸村くんが高知県出身の女性と結婚することになり

私達も未開の地、高知県に旅することになりました。

先方からは高知までは遠いので中間あたりで顔合わせを行いませんか?

と、お気遣い頂いたのですが、何せこんな変わり者の夫婦なもので

『お気遣い頂いて大変ありがたいのですが、出来るものならばこれを機に

ぜひ高知県に行かせて頂きたい!』と無理なお願いをする形でこの旅が

計画されました。

高知県と言えば・・

高知城、桂浜、そして坂本龍馬ですよね!

行きたい!行きたいと思いながらも行けずにいた未開の地。

神様はやはりいるのだ! と感じてしまいました。

日本中で高知県が話題になっている中で、まさかその高知県に

親戚ができるなんて夢にも思いませんでした。まるでドラマです!

優しいお父様とお母様に育てられた志し高く頑張ってこられた娘さん。

幸村くんもこれから互いに尊敬しあえる家庭を築いていって頂ければ

良いな~と思います。

燻したカツオ

高知と言えば切っても切れないカツオ。

これを食さないで高知に来たとは言えません!

お嫁さんに高知市内を案内して頂いた後、夕食にカツオの美味しいお店に

案内して頂きました。

店内に入ると奥の方で藁を燃やす炎が高々と上がっています!

聞いてはいましたが、高知県ではカツオのたたきと言えば藁を燻して

出すのが当たり前のようです。色んな種類のたたきが並べられ一口

ほおばると・・・藁で燻した香りが鼻の奥まで通り、噛もうとすると

まるで柔らかなゼリーを噛むかの如く溶けていきます。

『エ~!! 今まで食べてきたカツオは何だったの?!』と驚くばかり。

正直、これまで長野県や愛知県でカツオを食べても美味しい!と感じた

事がありませんでした。

なので、高知に行ったらカツオを食べておいで! と皆が進言してくれ

ましたが、本当に美味しい! それでいてマグロやブリとは違って

いくらでも食べれる気がするところもスゴイな~と感じました。

私が座った場所から屋外の席で食べているお客様が見えました

何を食べているのか気になったのがカツオの太巻き。

思わずお嫁ちゃんに頼んでオーダーして頂きました。

これも美味しい! 何度も旅したくなるきっかけを頂きなんと

感謝すれば良いのでしょうか! 私達は幸せ者です!!

幕末に活躍した大勢の獅子の中で高知県には欠かせない坂本龍馬

がいます。 私も歴史好きではあるのですが、幕末明治維新の頃

の時代背景が上手く掴めておらず、苦手な時代でした。

でもせっかく高知県に親戚ができた訳です、おまけに自分も歳をとり

少しは時代背景も見えてきました。学びのチャンスだと感じています。

そんなおり、私が10代の新入社員の頃から読んできたPHPと言う

小雑誌をコンビニで買求めました。

すると、毎号楽しみにしている読者手記 『生きる』のタイトルに

『龍馬と青年がくれた勇気』というタイトルがバーン!と目に入り

これは高知県であったり幕末を学べ! と言う事だな。と感じました

手記を読み進めると、龍馬が長崎に設立した日本初の商社、亀山社中の

事が説明されています。

恥ずかしながら全く知りませんでした。

長崎には次男そらまめくん家族がいます。スゴイ!繋がってる!

全く縁もゆかりもない高知県だったはずが、一機に急接近!

高知に遊びにいきつつ、長崎にも足を運んで志し高き坂本龍馬を

はじめとする幕末の獅子を学ぶにはもってこいのシチュエーションです。

少し前のテレビ寺子屋でお笑い芸人のゴルゴ松本さんが講師で

お話されました。命!の人ですね。

大切な文字には必ず心と言う漢字が付いているという

確かに、意・感・恩・思・志・・・

心と言っても何処にあるのか、見える訳でもありません。

志と言う漢字の説明がありました。さむらい(士)の心と書いて

志しです。 世の為人の為という気高い思いや理想を叶える

そんな意味があるとか。

私の生まれ故郷は石川県輪島市の南志見(なじみ)地区。

南を志して見ると書く先人達の熱い思いが良く分かる地区の

呼び名です。勝手な妄想ですが先日行ってきた桂浜に立つ

坂本龍馬も『海はひろいぜよ!』 と言っていたに違いありません。

大海原を目にして何でもできそうな無限の可能性を海に託したに

違いありません。海があるじゃないか・・と 涙が出ます。

たくさんの人との出逢い、めぐり逢い、支え合い。

こころざしを高く持ち、如何にして実現へと変えて行くか。

すべては偶然では無くて必然。一つ一つの出逢いを大切にして

行きたいと思います!

次回は生きる です

高知への旅の途上、淡路島で一泊しました

夕方まで窓を開けていても全く寒くありません

鳴門の渦潮を間近で眺め観光船から見上げる

鳴門大橋。

渦潮が渦巻く危険と背中合わせの場所にハシゲタを

建設した工事関係者には本当に頭が下がります

大橋が完成したお陰で本土へ通勤が可能になった方

特産品を新鮮なうちに運べるようにもなった事

でしょう。 これこそ国家プロジェクト。

国でなければ出来ない仕事ってありますよね

採算ド返しで、住民のために・・

こんな熱い志しを持った獅子たちは今はいずこに・・

いるのであれば出逢ってみたいと思う

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