ロイヤルコペンハーゲン
新聞の読者アンケートに答えたら『松本美術館ロイヤルコペンハーゲン
コレクション招待券』が当たり、美術館に縁遠い嫁と二人で出かけて
きました。
私は読書や講演会等には出かけている方ではあります。 が、美術館となると
好んで出かけることがありませんでした。
今回は良い機会を頂いた! と思って楽しんできました。
初めて来た松本美術館。こんな感じでした

ド派手な水玉模様にあしらわれた外観! 驚きました!
現在丁度、草間彌生さんの展示会も同時に行われていたのですね。
まず、ロイヤルコペンハーゲンコレクションの方を見学しました



お皿や花瓶、バター皿など、使うのがもったいない品物ばかりで
実際、殆んどは食器棚の中に飾って眺める物なのでしょうかね。
正に芸術品。 日本の器でこんなの見た事がありませんね。
目の保養が出来ました。
鏡のアート
頂いた招待券は草間彌生さんの展示会にも入れるチケットだったので
ラッキーでした。
先程のロイヤルコペンハーゲンと全くセンスが違っていて面白い!
原色のド派手な水玉が色んな所に散りばめてあり、会場では写真を
撮ってはいけないそうで、お伝え出来ないのは残念ですが、スゴイです。
迷路みたいなカーブを回ると、ガラス張りの部屋になっていて、真ん中の
シャンデリアが鏡に反射してどこまでもその光が続いていきます。
本当は狭い空間なのだと思いますが、とても広くて宇宙ってこうなっている
のかな? と感じました。
あともう一つ、万華鏡の親分みたいなものがあって、下を見ると底なし沼、
上を見ると宇宙に続く道 みたいな体験ができます。
鏡って使い方次第で面白い素材だな?と思いました。
一か所だけ写真撮影が許された場所がありました

面白いですね!
真っ黄色の空間に黒の水玉!
圧倒されてしまいます。
草間さんの紹介コーナーもあるのですが、とにかく目力がハンパ無い!
さすがは芸術家! エネルギーを感じます。
この二か所以外にも展示場がありせっかくなので拝見させて頂きました。
嫁の感覚では草間さんの展示が良かったそうで
私はロイヤルコペンハーゲンが良かったですね。
まだ見た事のない世界と云うか、手作りの品をどうにかして手に入れたい
と思わせる期待であったり感動、感嘆かもしれません。美術館鑑賞も
いいな! と感じまた機会を作って出かけようと思います。
人生の美術館
仕事を頂きながら、大勢の方と知り合いになれて様々な生き方を
目にする事ができます。
まるで人生の美術館を見ている様です。
103歳で元気で魅力的なお客様にはいつもたくさんのヒトが集まります。
86歳で現役の災害ボランティアに参加する方は女性が大好きです
私の応援団長様は笑顔が似合うお茶の先生。お弟子様からも慕われます
週の大半を人工透析に時間を費やすお客様は周りに頼事が上手です
色んなお客様がいらっしゃます。
私程こんなにたくさんのお客様に何でもご相談頂ける何でも屋さんは
いないのではないでしょうか? ありがたい事です!
息子さんに新米を送ってあげたいけど重いから宅配に出して欲しいけど
なんて、先日ご相談のお電話を頂きました。
いつもお世話になっているから!喜んで。 と答えました。
恩返しでは無くて恩送り (英語ではペイ フォワードと言うらしい)
恩を受けた人に返してしまったら、感謝の心はそこで終わってしまう。
だから、あえて恩を受けた方に返すのではなくて別の方に恩を送っていく
皆が同じように行うと一つの受けた恩が何十倍にもなってどんどん
広がっていきます。
私が行っている右折で困っている人を見たら徐行をして少し道を空け
道を譲る。 こんな簡単な誰にもできる小さな親切ともいえる恩送り。
誰にでも出来るけど中々それが出来ない。
そもそも、相手(右折をしている人)の気持ちになれない人が殆ど。
出来るものならば小学校の間に道徳の授業で学んで欲しいものです。
一切れのパン
私が小学4・5年の頃、道徳の授業で『一切れのパン』と言う
話を聴きました。 そのお話は感動し今でも鮮明に覚えています。
第二次大戦中に脱走を企てようとした電車の中でハンカチに包まれた
『一切れのパン』を渡されました。
「このパンはすぐには食べず、出来るだけ長く持っている様に!」
と約束しました。
逃亡中、何度も何度もハンカチを空け食べよう!とするも仲間からの
約束の言葉が頭をよぎり我慢しました。
そして何とか国境を越え妻の待つ自宅へ辿り着き、美味しいご飯を
前にしてハンカチを開くと・・・・。
と言うお話し。
ヒトは何か一つ支えになる物を持っていれば辛い時も頑張れる。
それをこのお話は伝えてくれました。私にとって60年来の宝物
となりました。
そんなこれからを生きる若者に、是非とも恩送りと言う言葉を覚えて
頂きたい。 そして小さな事で良いので実行して行って欲しい。
世の中の皆さんが家に帰って、『今日こんな事があってね!』と
誇らしげな顔をして普通に話せる社会。
『そんなんだ~ 良い事をしたね。相手の方も喜んだに違いないわ!』
と親御さんから褒められると、嬉しくなってまた親切をしたくなる。
またできると自信に繋がる
まして、それが仕事にできるとこんな幸せはありません。
家庭って本当は人生の美術館なのかもしれない。
次回はスマホ です
ご紹介頂いたお客様のおとなりの方から
お仕事を頂き、先日ハナミズキの剪定を
行ってきました。
40年間全く手を入れず、ほったらかしで~
との事。高さ12メートルほどの幹を
半分ほどに短くして周りのヤマボウシや
キンモクセイも一緒に整えました
そのお客様。40年間事務職を行い
定年後、再就職を探すも事務職は無い
介護の仕事ならばあると言われ資格を取りながら
介護ヘルパーとなったそうです
10年勤めて明るく楽しく働かせてもらったわ!
と振り返りながら話してくれました
背丈が短くなりお日様がさんさんと入るようになった
庭に立ち、『こんなに空が見えるなんて!嬉しい!!
私、空を眺めるのが大好きなの!
本当にありがとう!』
と喜んでもらえました。
私もお客様から元気と人生の美術を見せて
頂きました。ありがとうございました!
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