料金表を作りなさい!
石川県へ災害ボランティアにに行く前から、お世話になった方々に『仕事を始めます!』
とお声をかけさせて頂きました。
その時に、必ずアドバイス頂くのが『料金表を作りなさい!』 と言う事でした。
今まで住宅会社で、修繕工事の見積もりをたくさん作成してきましたが、お客様に
料金表と言う形で提示した事はありませんでした。
諸先輩方は的確なアドバイスを与えて頂きます。今までは会社の信用で「間違いない」と
判断してくれたが、これからは『海の者とも山の者とも分からぬ者に出された金額を
誰が信じてくれるか?』 本当ですよね。知っている間柄であればまだ良しとしても
これからは初めてのお客様に説明をし、安心して任せて頂ける様に努力しなければ
いけません。
そして、『小路さんと言う方が仕事を始めたから紹介したい! と思っていくら口で
説明しても安心して頂けない。だから価格表があれば安心して頂けるのよ!』との事。
そこで一生懸命に作りました!

どうでしょうか?
様々な作業があるので全て書き出すことは出来ませんでしたが、会社時代に引き合い
の多かった案件を主に表示しました。
私の仕事の最大のライバルは『シルバー人材センター』です。
シルバーさんも技術職は結構な金額になると聞いています。これで様々な業者様とも
比較ができるでしょうから、安心して頂けるでしょうか?
とにかく、ありがたい事です。先輩として、一お客様としてアドバイスを頂けると言う事は。
全てよちよち歩きの私の事を思って言っていただける。どうでも良い人にわざわざ言って
頂けないですよね。 私にとって強力な支援者です。感謝しか言葉が思い当たりません!
能登で見た支援
災害が起きるとNGOやNPO団体が最初に入って、初期の水、食べ物、衣類や毛布といった
きのみきのままで逃げ延びた被災者が生きるための支援を行います。そこで時間を稼いで
くれている間に、自治体や社会福祉協議会、県や国が遅まきながら支援物資を用意して
避難所に配布が始まります。
NGOやNPOはスピードはあるものの財政的に万全ではありません。逆に自治体・県や国は
中々俊敏に事を決断することは出来ませんが、災害時の財政的な問題はありません。
そのお互いの不得意な部分を補いながら強味を活かした支援が行われています。
災害ボランティアに行ってみるとその辺りが良く分かります。
東日本大地震や熊本大地震との違い
13年前に起きた東日本大地震と比べて明らかに違いがある事に気が付きました。
避難所を含めて、NGOの中継基地の物資と在庫の状況が違いました。
東日本の頃は一方的にニーズの有る無しに関係なく品物が送られていて、全く開けられる
事のない品物をたくさん見てきました。
ところが今回の能登沖地震ではあまりニーズのない品物を見受ける事が無くなっていました。
また、個人から送られた品物が無くなっている様に感じました。
個人からの品物の場合、何がどれだけ入っているか分からない為その中身を全部開封して
仕分ける作業が大変でした。それだけで多くの人出が必要だったと聞きます。
(今回は道路状況が悪く、宅配業者も稼働できなくなり地理的に通れる道が少なく
渋滞が予想された為、初期の段階からメディアからも制限が出され功を奏したのでしょう!
お風呂の設置が早かったな! と感じました。 私が初めの頃お世話になったNGOには
2箇所の手作りお風呂が設営されていました。 ステンレスのどこかで使われていた中古の
浴槽でしたが、そんな事は関係ありません。何はともあれ日本人は風呂に入りたいんです。
一か所で、二方向のお風呂の薪かまどが管理できるようになっていて、すごく機能的に
設計できていました。
日中は、被災された住民の方に利用して頂き、夜はボランティアスタッフが利用するように
なっていました。よく考えられていました。
洗濯機や、乾燥機も既に用意されていました。
電気も水も届いていない訳です。その為、発電機や大量の貯水タンクも必要です。そして
その水を汲みに行くダンプカー等も必要になる訳ですが、万全の形で整っていました。
災害が起きた際に、何と何が必要で、どこにどう依頼すれば用意して頂けるのか?
そんなシュミレーションを今までの経験から学んだのでしょうね。
正に災害時のプロフェッショナル達です。
事務所内の一部を撮影しました。ご参考までに。



私は中々ついて行けませんが、二次元バーコードやチャットを駆使して管理しやすく
運営されていました。
高速代金無料化

こちらの写真はボランティアに行く高速代免除申請書です(往路分もあります)
ボランティアに行く前に申請書をダウンロードして印刷して持っていきました。
特に厳しい審査等は無く、ETCシステムは使えない為一般のゲートを使って
アナログ的に審査して頂きます。その際必要なのは個人が分かる身分証明書・免許証
復路については、身分証明書に加えて、活動記録書または承認印があれば大丈夫です。
上田から金沢まで往復で12,000円程でしたが無料となり、大変助かりました。
熊本大地震の頃は半額だった様な気がします。進化していますね。
熊本へはヒッチハイクで行ってきたため高速代を気にしていませんでした。
ボランティア活動の裾野を広げる意味でこの政策は意味があると思います。
正直、かかる経費負担のやりくり皆さんはどうされているのでしょうか?
炊き出しと洗濯
能登でもたくさんの炊き出しが行われていました。
時期が早かったためか、石原軍団とかスマイルアップとか芸能人の炊き出しに出合う事は
ありませんでしたが、毎日どこかで暖かい飲み物や食べ物がふるまわれていました。
熊本にいた時で週に2日位あったでしょうか? 気仙沼ではあったはあったのですが、稀でした。
そう考えると、飲食業者さんやその他多くの皆様が積極的にお役に立ちたいとお考えになって
頂いている。 と言う事と、あの時にお世話になったから今回はお返しする為に、、。
といった恩送りが良い風に回りだしているのだと感じました。
ランドリーコンテナ



今回初めて見た支援があります。移動可能なコインランドリーでした。
しかも代金は無料です。12フィートのコンテナの中に20台程の洗濯機と乾燥機が
組み込んであり、一応コインにて使える様になっていますが、お金は必要ありません。
ただ、乾燥機は時間と燃料の関係かと思いますが使えませんでした。
プロパンガスで発電機を回し電源として、給水は別棟にあるタンクから送られていました。
朝8時から17時まででしたが、整理券を配って約待ち時間30分。混雑していましたが
皆さん満足されていました。嬉しいですよね、ふつうの暮らしができる訳ですから。
ちなみに洗剤も無料で使える様になっていました。ありがたかったです。
支援された業者様は都内でコインランドリーへ設備を納入されているメーカー様だそうです。
立派だと思います。 『自分達だけが幸せではダメなんです。皆が幸せだから私達も幸せ
なのです!』 とおっしゃっていた若き課長さん。感動しました!
自衛隊風呂

被災者の力強い支援者。自衛隊の皆さまです。
特に炊き出しと写真の名物自衛隊風呂は皆さんがありがたい! と感じる瞬間です。
写真の隊員さん二人の左側が男性風呂。見えませんが右側に女性風呂と待合室があります。
お風呂の中には一度に20人は入れる浴槽が二つ。洗い場にはシャワー付き水栓が付いて
いて7人ほど一度に使えます。
常時浴室内に8人ほど入る様に整理券が配られて、ゆったりと浴槽に浸かれる様配慮されて
います。 とても気持ちよく使わせて頂きました。
私の代わりに四男かいちゃんが
私が石川県へ災害ボランティアに行くと家族に伝えた際、いろんな反応がありました。
長男幸村くんは働いいる病院側に看護師として被災地に行けないか? 尋ねたそうです。
長崎にいる次男そらまめくんは、5月に休みが取れるからボランティアに行きたいと思う。
との事。
三男ハチャメチャくんには『勉強を頑張りなさい!』 とテレパシーを送っておきました。
(お疲れさまでした!と優しいお言葉を頂きました)
四男かいちゃんは、私が長野県の自宅に戻った頃、『2月の終わりから3月中父ちゃん石川へ
ボランティアに一緒に行かない?』 と相談を受けました。 かいちゃんは私が骨髄提供
した後に、『一緒に献血にいかない!』と言ってきたし、その後骨髄バンクに登録もして
います。 大学でも、こども食堂でボランティアしていたりで血が騒ぐのでしょうか?
何はともあれ嬉しいですね! いい加減な父親でお金の面でも決して楽はさせてあげ
られませんでしたが、皆がみんなボランティアに対する思いを持ち、実際に行動し
仕事も皆様の暮らしに欠かせない医療や福祉に関係する仕事を選択して。
子供が四人授かって本当に幸せだと感じ、自慢の息子たちに育ってくれました!
鼻の奥がジーンと熱くなる。そんな気持ちにさせてくれたひと時でした。感謝です!
次回は理由 です


返信がありません