ぜ~んぶ木のお家
28年前に建てた私の家。『夢の丸太小屋に暮らす』に憧れて建てた家。
いまさら言うのもなんですが、ぜ~んぶ木で出来ています。
家の中の壁も外壁も同じ丸太。天井も壁も板張り。クロスなんてしゃれたものは
一か所もありません。
よく考えたら、部屋のドアも 天窓やサッシも木のサッシ。本当に木だらけ。
でも、丸太小屋は合理的ですよね。室内の壁と外壁が一度にできちゃうから。
我が家はハンドカットログハウス
丸太小屋。一般的にはログハウスと呼ばれています。
ログハウスの中には30㎝位の原木を皮むきしてチェーンソーで刻む
ハンドカットログハウスと、機械で15㎝位の〇やD、🔲、の形に製材した木を
組み立てるマシーンカットログハウスがあります。
我が家はハンドカットログハウスです。

長さ12m、直径平均30㎝の丸太をゴロゴロ
転がしながら、厚さ5~6センチの樹皮を
ドローナイフと言う刺身包丁の親分みたいな
刃物を使い手でむきました。
朝から晩まで頑張っても一日1本から2本が
限界です。手が豆だらけになって男らしい
手になっていました。その頃は。(笑)
直径平均30㎝ってどれくらいでしょうか?

この写真で分かるでしょうか?
手の平が小さく見えますね。
我が家に使っている丸太はどちらかと言えば
細い方で、予算のあるお宅の場合
平均直径50センチ位になります。
樹の種類は米松(ダグラスファー)と呼ばれて
います。スプルース、米杉(レッドシダー)
等も使われます。
マシンカットログハウスの場合は国産杉、
国産ヒノキ、欧州松等が多いです。
建築コストを下げるには
ログハウス、特にハンドカットの場合
ハンドメイドになるためコスト高となりがちです。
それでも工夫次第でコストを下げる事が出来ます。(普通の家も同じですが)
①無駄をなくすために12メートルの長さの丸太をできるだけそのまま使う事。
②シンプルな間取りにして壁を減らす事(漢字の田の字の間取りが無駄がない)
③できるだけ建築に参加し、セルフビルド可能なメーカーを選ぶ。
等、いずれも私が行ったコストダウン方法になります。
④マシンカットを選択する。ハンドカットの3割ほどお安くできるのでは
ないでしょうか?
丸太小屋ブームが去って
近年、コロナの影響もあってか丸太小屋を建てる現場がめっきり減ってしまい
ました。原因はいろいろあると思います。
まずは高い。 加えてハウスメーカー等に比べ品質のバランスが悪い。
(木は生きているので、息をしています。その為木が反ったり縮んだりします。
その為隙間が出来やすく、気密性を求める最近の住宅に逆行する商品です。)
と言う事は、気密性が悪く冷
加えて、維持管理にお金と時間がかかります。壁が丸太むき出しの為特に南面
お日様が直接当たる面は紫外線による劣化が顕著で、塗装を含めたメンテナンスに
費用がかかり易い傾向です。
また、丸太小屋を扱うメーカーが激減しました。 一定量丸太小屋を望む方は
おられる。 と思いますが、上に書いたデメリットのボリュームが大きく
お客様からの不具合(期待値に反する現実)に対応しきれなくなり
もともと経営基盤がしっかりしていないメーカーが多く、淘汰されてきたのかな?
と思います。
実際に、私が選んだ松本にあったメーカーも入居して4年くらいで店を畳んで
しまいました。
私が建てた28年前より以前のお客様は、木の反りや縮みがあることも承知で
その不具合さも含めて楽しみたい方々が丸太小屋をを建てていたのでは?
と思います。メンテナンスも、塗装も増改築も自分でやっちゃう! と言う
私みたいな人間には、とても楽しいおもちゃみたいな持ち物になります。
いつしか、別荘とか財テク的な買われ方をするようになってから少しぎこちなく
なってしまった業界だなと感じます。
おもちゃみたいな家
30~40年前のドイツやアメ車を休みの度にピカピカに磨いてなんでも
自分で直して運転している超かっこいいオジサンを見る事があります。
丸太小屋・ログハウスはそんな家ではなかろうか? と思います。
性能や燃費、故障率全て最近の自動車が勝っていると思います。
ポンコツですぐ壊れてしまうのだけど、どうしてか手放されない。
正にそんな家なんです。手が掛かるやつなんです。
建てたばかりの頃と現在では、天井の高さが約30㎝下がっているんです。
こんなことを言っても誰も信じてもらえませんよね。
でも丸太小屋に住んでいる方にとってはあたり前の出来事。
外からの風が普通に入ってきちゃう。 あるあるです。
私みたいな変わり者が好むおもちゃみたいな住宅!
それが丸太小屋なんです。
本日、お嫁ちゃんのお兄ちゃんが『丸太小屋を見せてください!』
と言ってくれたので、どうQandAしたものか事前に今回勉強してしまいました!
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