拓く

私が輪島市の高校生だったころ、社会科担当の苦手な先生がいました。

その先生が、期末テストが終わりそれぞれの生徒に一言ずつコメントしながら

テストを返してくれました。

そんな一場面でした。

私の順番が終わり、メチャクチャ明るくスポーツ万能!だけど勉強は苦手。

と言う、『さん〇〇 拓』くんの順番が来ました。

それまで私は彼の名前なんて全く気にも留めていませんでした。が、この場面から

私の一生をひっくり返すような出来事になりました。

先生からのコメントはこうでした。

『さん○○ たく』くん。  いい名前だね!お父さんお母さんの気持ちがこもった

素晴らしい名前だと思います。

皆さんも知ってる通り開拓の『拓』と言う字は訓読みで『拓く』と読みます。

道なき道を自分の手を使い、石を退けながら道を切り拓いていく。

そんな大人になって欲しい! その切り拓かれた道にはその後、大勢の人々が

切り拓いた人に感謝しながら通る事になるでしょう! カッコ良い名前ですね。』

それを聞いた本人はもちろん教室中の皆が『ウォ~!すげぇ~!』

と大盛り上がりでした。 

そこにいた私はと言うと

ブッさいくな顔して寝ています!

子供が出来て・・

27歳の時に嫁さんと結婚して、その一年後に長男幸村くんが産まれました。

私の心の中は少しの曇りもなく男の子ならば『拓たく』、女の子ならば『ひより』

と決めていました。 さぁ~どちらが産まれてくるでしょうか?

立ち合い分娩だったので、お母さんから『今陣痛室に入ったから、明日の夜明け頃

になるんじゃないかしら?』 と連絡が入って、居ても経ってもいられず

病院へすっ飛んでいきました。

私が病院の駐車場に到着するや否や、助産師さんが駆け寄ってきて

『しょうじさんですか?早くお願いします!』 え”ぇ~!

そのまま分娩室に入るともうすでに嫁さんは分娩台にいて赤ちゃんの頭がが半分

出ている様な感じ。 院長さんもその後すぐに来てくれて無事出産!!

『元気な男の子ですよ!』と教えて頂き、『やった~!』とガッツポーズを

した記憶があります。

産湯を終えてきれいになった赤ちゃんが嫁さんの傍に届けられ、私も初めて

自分の赤ちゃんを触りました。その時ほんとに小さな5本の指が私の人差し指を

『ギュッと』にぎってきたのです。凄い力だったことを今も覚えています。

『生まれて来てくれてありがとう! 今日から君の名前は『たく』くんだよ。

開拓の拓で『たくくん』。よろしくね!

嫁さんの産後処理をする中で、ご主人さん、赤ちゃんの名前はもう決まっているの?

と聞かれました。 『はい決めてます。開拓の拓でたくにします!』と答えると

『いい名前だね! 私の友達にも同じ拓、たくと言う名前の子がいて

自分で会社を興して活躍しているよ!』 との事。

長男幸村くんが無事産まれて、待合室に待っててくれたお母さんにご報告を!

と思い伝えに行くと『男の子女の子どちらだった?』と聞かれ、

『男の子でした!』と答えると『えぇ~!そうなの?』 と不思議そうな顔。

その時、私は知らなかったのですが嫁さんが事前に院長先生から『女の子ですよ』

と聞いていたらしく、知らなかったのは私だけ。(笑)

だから、事前に用意されていた産着はピンク色だったようです。

私にとっては男の子女の子なんてどちらでも良くて、子供がいる暮らしに憧れて

いて楽しみたいだけ。 一生懸命に子供の名前を考えて思いを伝えて成長を見守る。

一緒に成長出来れば最高! それくらいです。

子供に付けたかった名前が使えてとても幸せでした。

四人の息子が出来て、4回も楽しめて本当に幸せ者です!

7月19日付けの信濃毎日新聞にて写真の記事が東信版に出ていました。

とはいっても、気が付いたのは私ではなく嫁さんの方でした。

『父ちゃん! 今朝の信毎に上田市社協が能登にボランティアに行くと

出ていたね!』と、教えてくれました。

朝一番で、さぁ~っと流し読みしていましたが目に入っていませんでした。

確認してみると、上田市社会福祉協議会が企画して能都町へのボランティア活動

を募集するも中々人が集まらない!  そんな内容でした。

1月1日の震災から既に7か月。 みんなも飽きてしまい忘れられています。

そして暑い夏。 夏休み。誰が好き好んでボランティアなんかするもんですか?

そんな状況と見受けます。

大学生にも呼び掛けているそうです。 それでも集まらないので新聞に記事にする。

上田市ぐらいの大きな町でもこんなもんです。

日本人の心はこんな物なのでしょうか? 参加費2000円がネックでしょうか?

そんなに人が集まらなくて困っているのならば。 っと早速上田市のホームページ

から申し込みをしてみます。

結果、 翌日メールが届きました。

『参加して頂ける皆様にお届けします!』 との事。

へぇ~ これで行けちゃうんだ?  それにしても人が集まらないんですね!

新聞の内容をもう一度読んでみると、

特にボランティア経験のない世代を中心に積極的な参加を呼び掛けている

参加負担金は 2000円。

現地で被災者と交流することでニュースで知る被災状況との温度差に気付く事

もある。 とあります。

こんなオッサンが仲間に入れて頂いて良いのかしら? と思わなくもありません

が、大事なのは『まずは行動する事!』だと思っています。

人が足らないのであれば行かせて頂きます。 仕事の事、家内の事、お金の事

皆さんは色んな事が邪魔して行動に移せないでいるのでしょうね。

『行こうと思ってはいたんだけど・・・。』と言われる方をたくさん聞きます。

そういわれる方は『行かない人』です。

行動できる人は、後先とか何も考えていません。損だ得だも関係ありません。

行動しないでいて後悔したくないので。

行動に移せる人は実際に現場に向かい、行動に移せない人は違う形で応援して

あげれば良いだけです。

ボランティア活動に参加する為、お客様に日程の調整をお願いする為にお電話

しました。すると・・

ありがたいですね。お客様は。

私の勝手で日程調整をお願いしているにも関わらず、文句ひとつ言わず逆に

『そんな方の客でいられることが誇らしい』とまで言って頂ける。感謝です。

ー仕事で得た売上金のうち約3パーセントを寄付に使わせて頂きますー

この仕事を始めた目的を理解して頂いている全てのお客様に感謝です!

皆様のご支援のお陰です。ありがとうございます!

先週ヤマガラちゃんが約1か月の子育てを終え巣立ちを迎えました。

無事6羽大きさの大小はあるものの、釘の入った段ボール箱から『それッ!』

っと次々飛び立ちました。 まだまだ下手くそなためお父さんお母さんは

フォローに大忙し! 途中で雨は降るしさぁ~大変。生きて行くって大変だ!

そんな親子の頑張る姿を目の当たりにして暫くは、ヤマガラちゃんロス。

なんだか嬉しいような淋しいような。

そんな3日前。 ガレージ内で車の中を整理していると若いヤマガラちゃん夫妻が

現れ、『こないだまではありがとう!』 と言っているように私は感じました。

それにしても長い間二羽でしゃべり続けています。 すぐそばで。

こないだのお父さんとお母さん? ヒナがまだいる?それはないでしょう。

と巣立った巣箱を覗くとさすがに何もありません。

でも何かがおかしい! 『あれ~新しいコケが落ちていますね。と言う事は?』

その場所がヤマガラちゃんマンションの一番上の角(前回の斜め上段)

箱を少しずらしてみると、『新しい巣を発見!』 中を覗くと卵が1個!

続けざまにヤマガラちゃんが巣作り子育てを始めたんですね!!

やはり若い夫婦だな。とは思ったんですよ。

なんか安心できる場所なんでしょうね。 ありがたいです。たとえ鳥さん達にでも

安心して子育てしたい場所だと選んで頂ける訳ですから・・。

それも連続して。(去年巣立った子達でしょうか?) ようこそいらっしゃい!!

また私の幸せな時間が増えます。 楽しいな~ (^^♪♬

ヤマガラちゃん達が開拓して選んでくれた我が家。 共に開拓魂同志だね!

次回はなごむ です

長男幸村くんのお嫁ちゃんのご実家に遊びに行きました!

去年に引き続きお祖母ちゃんの育ててくれたブルーベリー狩りを

楽しませて頂きました。

嫁さんと二人で二時間ほど。6キロほど取れました。

すごく楽しいんです。取っているのか食べているのか・・

お嫁ちゃんの甥っ子ちゃん姪っ子ちゃんも一緒になって遊ばせて

頂きます。

お祖母ちゃんが作ってくれたサラダをお茶請けに頂きながら

縁側でまったりさせて頂き、その後は・・・

お嫁ちゃんのお母さんが作ってくれた大作お弁当を皆で頂きました!

こんなに仲良くさせて頂いている家族って他にいらっしゃるのでしょうか?

こんな幸せな事はありませんね。

長野県に一人も親戚がいなかった私達が長男くんが選んできてくれたお嫁ちゃんの

お陰で家族に仲間入りさせて頂いて・・

お嫁ちゃんさまさまです。

本当に楽しい時間を頂きました。ご馳走様でした!

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